トヨタの人気コンパクトカー「ヤリス」が、ついに電気自動車(EV)として登場する可能性があるというニュースが話題になっています。しかし、トヨタはまだ具体的な発売時期を発表しておらず、「その時が来たら」と慎重な姿勢を示しています。
なぜヤリスEVの発売が遅れているのか?
トヨタは現在、大型車種の電動化を優先しており、ヤリスのようなコンパクトモデルのEVはもう少し先になりそうです。トヨタ・モーター・ヨーロッパのマーケティングおよび製品開発ディレクター、アンドレア・カルッチ氏は「ヤリスのEV化は計画にあるが、今がその時ではない」と述べています。
現行のヤリスはハイブリッドモデルが充実
ヤリスのEV化が遅れている一方で、トヨタはハイブリッド技術の強化に注力しています。2025年モデルのヤリスは、以下の2種類のハイブリッド仕様が用意されています。
- ハイブリッド115(115馬力):燃費は3.3〜4.9L/100km。
- ハイブリッド130(130馬力):燃費は3.8L/100km。
どちらも1.5Lの3気筒エンジンとリチウムイオンバッテリーを搭載し、電動モードとエンジンモードをシームレスに切り替えることができます。
スポーツ志向のGRヤリスも進化
ハイブリッドモデルに加え、高性能モデルであるGRヤリスも進化を遂げています。最新のGRヤリスには、1.6Lターボ3気筒エンジンが搭載され、280馬力と390Nmのトルクを発揮。ラリーの技術を活かしたスポーティな走りが魅力です。
まとめ
完全なEVモデルのヤリスが登場するのは、まだ先になりそうですが、トヨタはハイブリッド技術の向上を続けており、燃費性能の高い選択肢を提供しています。近い将来、トヨタがどのようなEV戦略を打ち出すのか、引き続き注目していきたいですね。