車のダッシュボードに突然点灯する警告灯。何を意味するのか分からず、不安になった経験はありませんか?
警告灯は、車の異常やトラブルを事前に知らせてくれる重要なサインです。放置すると重大な故障につながる可能性もあるため、適切な対応を知っておくことが大切です。
今回は、車の警告灯の意味と対処法を詳しく解説します。特に、よく見かける9種類の警告灯を中心に紹介するので、ぜひ参考にしてください。
警告灯の基本ルール
警告灯には大きく分けて「赤色」と「黄色(またはオレンジ色)」の2種類があります。
- 🔴赤色の警告灯:重大な異常や危険があるため、すぐに停車して対応が必要。
- 🟠黄色・オレンジ色の警告灯:早めの点検・修理が必要な異常を示すが、即座に停車する必要はない。
それでは、それぞれの警告灯の詳細を見ていきましょう。
① ABS & ブレーキアシスト警告灯 (🟠)

🚨 意味:ABS(アンチロックブレーキシステム)やブレーキアシストの異常
🔧 対処法:
- 通常のブレーキは効くが、ABS機能が作動しない可能性がある。
- 急ブレーキ時にタイヤがロックする危険があるため、慎重な運転を心がける。
- 早めにディーラーや整備工場で点検を受ける。
② ブレーキ警告灯(黄色) (🟠)

🚨 意味:ブレーキシステムの軽度な異常
🔧 対処法:
- ブレーキパッドの摩耗やブレーキ液の減少が考えられる。
- 早めに点検・整備を受けることで、大きな故障を防げる。
③ SRSエアバッグ / プリテンショナー警告灯 (🔴)

🚨 意味:エアバッグやシートベルトのプリテンショナーに異常がある可能性
🔧 対処法:
- 事故時にエアバッグが作動しない可能性がある。
- 重大な安全リスクとなるため、すぐに整備工場で診断を受ける。
④ エンジン警告灯 (🟠)

🚨 意味:エンジンや排気システムの異常
🔧 対処法:
- 軽微な原因(燃料キャップの緩みなど)から重大な故障(エンジンの異常)まで様々な可能性がある。
- すぐに停車する必要はないが、早めに点検が必要。
- 点滅している場合は深刻な故障の可能性が高いため、直ちに停車しロードサービスを手配。
⑤ ブレーキ警告灯(赤) (🔴)

🚨 意味:ブレーキシステムの重大な異常
🔧 対処法:
- 走行中に点灯した場合は、直ちに安全な場所に停車。
- ブレーキ液漏れやブレーキ系統の重大な異常の可能性がある。
- そのまま運転を続けるとブレーキが効かなくなる危険があるため、ロードサービスを利用する。
⑥ 充電警告灯(バッテリーランプ) (🔴)

🚨 意味:バッテリーの充電系統に異常がある可能性
🔧 対処法:
- オルタネーターや発電機の故障の可能性。
- エンジンが停止するリスクがあるため、速やかに安全な場所に停車。
- すぐに修理が必要。
⑦ 油圧警告灯(エンジンオイルランプ) (🔴)

🚨 意味:エンジンオイルの油圧低下
🔧 対処法:
- エンジンオイルの不足やオイルポンプの異常が考えられる。
- そのまま走行を続けるとエンジンが焼き付く恐れがある。
- 直ちに停車し、オイル量を確認。
- オイルが適量でも警告灯が消えない場合は修理工場へ。
⑧ 電動パワーステアリング(EPS)警告灯 (🔴)

🚨 意味:電動パワーステアリングの異常
🔧 対処法:
- ハンドルが重くなる可能性がある。
- 走行は可能だが、駐車やカーブ時の操作が困難になるため注意。
- できるだけ早く修理工場で点検を受ける。
⑨ 水温警告灯(赤色) (🔴)

🚨 意味:エンジンの冷却水温が異常に高い(オーバーヒートの危険)
🔧 対処法:
- 直ちにエンジンを停止し、オーバーヒートを防ぐ。
- ラジエーターの冷却水量を確認し、不足している場合は補充。
- 熱い状態でキャップを開けると火傷の危険があるため注意。
- 冷却水が適量でも異常が続く場合は修理が必要。
まとめ:警告灯が点灯したらどうする?
✅ 🔴赤色の警告灯 → 直ちに停車し、修理・点検が必要。
✅ 🟠黄色・オレンジ色の警告灯 → 早めに点検・修理を受ける。
✅ 点滅している場合 → 重大な故障の可能性があるため、即座に対応。